夢のマイホーム。
いざ購入に向けて情報を集め始めても、不安で立ち止まってしまうことってありませんか?
私もそうでした。
ーー悩んだ末、一戸建て(注文住宅)を購入しました。
住んで8年以上経ちますが、買ってよかったと思っています。
この記事では、私がマイホームを買おうと思ったきっかけと購入の決めてをお伝えします。
- 家を買うかどうか迷っている
- どんなきっかけで購入するのか知りたい
- 実際にマイホームを購入した人の体験談を読みたい
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【体験談】マイホーム購入のきっかけ│我が家の場合
我が家は結婚とほぼ同時期に一戸建てを購入しました。
当時は子どもがいるどころか妊娠もしておらず、夫婦2人だけの状態でした。
ーー家を買うには早すぎますよね。
マイホーム購入には夫のほうが乗り気で、勢いがあったことも否めません。
それでも私たちなりに考えた上での決断でした。
- 若い
- 月々の支払額が減る
- 精神的にラク
- 子どものため
- 老後のため
- 団信がある
若い
当時、夫は27歳。
35年ローンを組むとしたら返し終わるのは62歳です。
ーー30歳や35歳で35年ローンを組めば、完済年齢もその分伸びていきます。
定年後にローンが残ってしまうのは不安ですよね。
若いというのは、私たちにとってマイホームを購入する理由のひとつになりました。
※夫は金融機関職員です。
月々の支払額が減る
現在の住宅ローンの返済月額は、当時住んでいたアパートの支払い額より1万円ほど安いです。
マイホームなら駐車場代が別でかからないし、いつかは返し終わる。
家賃とローンはイコールでは考えられないのですが、これはけっこう魅力的なポイントでした。
精神的にラク
一戸建てなら騒いでいいわけではありませんが、集合住宅より周りを気にしなくて済むのは事実です。
これは子どもが生まれてからより痛感しました。
子育てをする上で、子どもが立てる物音や騒ぎ声にピリピリしなくていいのはとてもラクです。
ご近所の方とお会いしたときに
「いつもお騒がせしてすみません」
と言うと、
「気になったことないです! それよりうちのほうがうるさいですよね……すみません」
というような反応でした。
一方、マンションに住む知り合いは、「下の階の人から騒音についての苦情の手紙が入っていた」と嘆いていました。
日中の多少の物音や声でも、思ったより響くのか注意されるそうです。
集合住宅に住んでいたときは、在宅時でもエントランスまで郵便物を取りに行くのが面倒でした。
今はポストや駐車場は目の前、ゴミ捨て場の位置も近いという環境なのでかなりラクです。
集合住宅だと、車に荷物を積み込む時に子どもを家でしばらくひとりで待たせないといけないと聞きハッとしました。
この点でも駐車場やポストが目の前にある一戸建てでよかったなと心底思います。
子どものため
当時まだ妊娠していませんでしたが、いつか生まれてきてくれるであろう子どものことも考えて家を買いました。
それは、前述したように騒音に神経質にならなくていいことも大きいです。
また、実家がない私は、子どもに「ここが実家!」と言える場所を作りたかったというのもあります。
もちろん賃貸でも親が住んでいるところが実家ですが、これはもう気持ちの問題ですね。
老後のため
一生賃貸だと
定年後に家賃の捻出が難しくなる
という不安があります。
賃貸の場合、老後は収入が減る上、保証人も見つけづらくなります。
実際、「60歳になると家が借りられなくなった」、「今住んでいる部屋も65歳になったら更新が断られた」というお話も聞きます。
その点、マイホームは年々残債が減り、やがて返し終わります。
年金収入だけでは不安が残るので、老後に少しでも支出を減らせるのはホッとします。
団信がある
住宅ローンには団信(団体信用生命保険)がついているものがほとんどです。
小幸家では夫が単独で住宅ローンを組んでくれています。
大黒柱が亡くなったときにローンの心配をしなくて済むのは正直助かります。
もちろん考えたくない話ですし、元気に生きていてくれるのが1番ですが、もしものことまで考えておくべきですよね。
- 定年までに返せる(見込み)
- 騒音トラブルになりにくい
- 万一のときはローン免除(団信)
- 老後の住居問題に直面しない
【体験談】マイホーム購入の決めて│我が家の場合
家を買うと決めてからも、どんな家がいいのか、どの会社で買うのかでたくさん悩みました。
紆余曲折あった後、信頼できる建設会社とご縁があり今の家に決めました。
私が大きな後悔をせずに済んでいるのはこのご縁のおかげと言っても過言ではありません。
ちなみに、この建設会社さんが直接自社物件を販売されていたので、建設も購入もこちらでお世話になりました。
- 駅が徒歩圏内
- 仲介手数料が不要
- 間取りが決められる
- 長期優良住宅である
- 地震対策がしてある
- マイホーム借り上げ制度がある
- リバースモーゲージがある
- 太陽光発電が標準でついている
- アフターフォローも充実
難しい言葉もありますよね。
私も当時は初めて聞く言葉ばかりでした。
順番にお話ししていきます。
駅が徒歩圏内
私が昔住んでいたのは、駅から徒歩で1時間弱かかる田舎。
どこに行くにもまず駅まで出なければならず苦労したため、駅が徒歩圏内というのは外せませんでした。
今は駅が徒歩圏内になり、毎日の通勤やお出かけが便利になりました。
ここは妥協しないでよかったポイントです。
仲介手数料が不要
仲介業者から家を購入すると数十万の仲介手数料がかかります。
しかし、自社建設・自社販売のところで買えばかかりません。
私は前述のように、自社物件を直接販売している会社で購入したのでこの費用を削ることができました。
どうせ数十万出すならその分新生活の費用に回したいですよね。
間取りが決められる
我が家が購入したのは、建売ではなく建築条件つき注文住宅です。
条件はあるものの、間取りや窓の配置、壁紙や床の色などを自分たちで決められました。
自分が描く理想の家に近づけることができたのはよかったです。
長期優良住宅である
木造住宅の寿命は平均30年だそうです。
私たちは20代でマイホームを考えていたので、50代で住めなくなるのでは困ります。
人生100年とも言われる時代ですしなるべく長く住める家がいいですよね。
私たちが選んだ会社は長期優良住宅を扱っていたので、この点も決めてになりました。
- 劣化対策
- 耐震性
- 維持管理・更新性の容易性
- 可変性
- バリアフリー性
- 省エネルギー性
- 居住環境
- 住戸面積
- 維持保全計画
長期優良住宅/国土交通省
地震対策がしてある
耐震等級2以上であることが長期優良住宅の条件ですが、我が家はさらに上の耐震等級3です。
さらに、制震ダンパーという地震の揺れを分散させる装置が柱に取り付けられています。
こちらは、動エネルギーを受け止めて別のエネルギーに変換して吸収することで、地震の揺れを軽減してくれるのだそう。
細かい仕組みはよくわかりませんが、耐震等級3+制震ダンパーで地震に強い家になっているのは心強いです。
耐震等級3だと地震保険が半額になるので、金銭面でも助かっています。
マイホーム借り上げ制度がある
マイホーム借り上げ制度とは、その名の通りマイホームを借り上げて賃貸住宅として貸し出すJTIの制度のことです。
思わぬ転勤など、一時的に家を空けなければならない事情ができたときに使えるようです。
今の家を購入するにあたり初めて知りました。
1人めの入居者さえ決まれば、後に空室が発生しても規定の賃料を保証してもらえるようです。
- 空室でもJTIが最低賃料を保証してくれる
- 3年の定期借家契約なので、期間が終われば家に戻ることも売却することも可能
- JTIを間に挟むため、入居者とのトラブルが少ない
- 家や土地を売却しなくてよい
- 50歳以上の年齢制限がある
- 相場よりも低い賃料になる
- 賃料からさらにJTIの諸経費として15%が引かれる
- 改修は貸主負担
マイホーム借り上げ制度にはデメリットもあります。
50歳以上というのが気になりますが、「かせるストック」であれば年齢制限はなくなるようです。
かせるストック(移住・住みかえ支援適合住宅)とは、JTIが認めた外部の耐久・耐震性基準を満たしている新築住宅のことです。
かせるストックに認定されてる家は、
- 通常必要とされる建物診断が簡略化される
- 年齢制限がない
などのメリットがあります。
「かせるストック証明書とは」/一般社団法人 移住・住みかえ支援機構
ずっと住むつもりで買うので家を手放すイメージは湧きづらいですが、もしもの時の選択肢は多いに越したことはありませんよね。
リバースモーゲージがある
リバースモーゲージとは、持ち家のある高齢者が自宅を担保にする代わりに年金のような形で融資を受けられる制度です。
通常では返済することで残りのローンは減っていきますが、リバース(=逆という意味)モーゲージでは増えていくとのこと。
このローンは死亡時に持ち家を売却することで返済されるようです。
この制度についても、当時初耳でした。
- 自宅に住み続けることができる
- 毎月もしくは一括のどちらかで融資が受けられる
- 自由型であれば生活資金以外にも使える
- 生きている間は返済しなくてよい
- マンションは対象外の場合が多い
- 推定相続人(子どもなど)の同意が必要
- 長生きなどで融資枠を使い切ってしまう恐れも
- 子どもに家を遺せない
リバースモーゲージは、老後の住まい有効活用という視点から見ればアリだと思います。
将来子どもが都会で暮らすとすれば、田舎の家を遺されても負担に思うかもしれません。
まだまだ先のことなのでどうするかは正直わかりませんが、選択肢は多いに越したことはありませんよね。
リバースモーゲージにはデメリットもあるので、利用前によく調べてみることから始めると思います。
リバースモーゲージ型住宅ローン/三井住友銀行
太陽光発電が標準でついている
我が家には太陽光発電が標準でついています。
売電価格は下がってきていますが、自家消費する分にはじゅうぶんで、電気代の節約につながっています。
以前計算してみると、年間の売電による収入と電気代がほぼ一緒でした。
その頃より電気代は上がっていますが、かなり助かっているのは事実です。
アフターフォローも充実
私たちが建築をお願いした会社は、建てたら終わりではなく、その後のサポートを重視してくれるところでした。
入居して1年・3年・5年・10年……の節目で定期点検がありますし、それ以外にも困ったことがあればすぐ対応してもらえます。
部品が壊れたときも部品代の600円だけで対応してもらえたのは驚きでした。
10年経てば無料の定期点検は終わってしまうようですが、有料になっても今後の点検をお願いしたいと思っています。
- 駅まで徒歩圏内
- 仲介手数料不要
- 安心して長く暮らせる
- 離れることになっても売ったり貸したりしやすい
マイホーム購入で後悔しやすいポイント3つとその対処法
一生マイホームvs一生賃貸。
それぞれにメリット・デメリットがあり、また、好みやライフスタイルによっても変わるためどちらがいいと断言することはできません。
答えが出ないものを今買うかどうか決めるのは、勇気もいるし不安ですよね。
少しでもマイホームの後悔を減らすためにできることを考えてみました。
環境の変化に弱く、売却損が出やすい
私もマイホームを持つにあたり、これまでにたくさんの記事を読んできました。
金銭面について言えば、一生マイホームのほうが総額は安くなると結論づけている記事が多かったです。
ただし、ローンが残っているのに途中で売った場合は売却損が出やすいとも書かれていました。
マイホームが環境の変化に弱いのは事実です。
買ったときよりも高く売れるのが理想ですが、なかなかそううまくはいきません。
新築は値下がり幅が大きく、ローン残高よりも売却額が下回ってしまうことも珍しくないようです。
ずっと住み続けるつもりで購入を決めると思いますが、少しでも売りやすい家を選ぶとリスクヘッジになりますね。
まずは立地。
予算が跳ね上がるかマンションになってしまうと思いますが、やはり立地は重要です。
我が家の立地はそれほどいいとは言えないですが、長期優良住宅なので質で勝負できます。
国が定めた基準をクリアしている証拠なので、売却時のアピールポイントになるようです。
ーー実は売却査定をしてみたことがあり、その時は「売るなら売却損、貸す場合は月々のローンを上回る賃料」が予想されました。
貸すという選択肢も残したいなら「かせるストック」に認定されている家がいいかもしれません。
返済が苦しくなる
変動金利で借り入れている場合、金利上昇により返済額が大幅に増える恐れがあります。
しかし、全期間固定金利での借り入れだと完済まで金利が変わることはありません。
金利上昇リスクをゼロにしたければ全期間固定金利がおすすめです。
また、収入減によるリスクは賃貸でも避けることができません。
安いマンションに引っ越すことはできますが、代わりに払い終わることもありません。
メンテナンスが大変
マイホーム、特に一戸建てだと修繕や維持などのメンテナンスが大変です。
ただ、修繕費込みでも一生住み続ける場合は賃貸よりも安上がりになることが多いようです。
高品質な長期優良住宅を選ぶことで修繕費も抑えられるかもしれませんね。
長く住めば住むほど、修繕費はかかってくるもの。
その度にどこが悪いか自分で点検して対応してくれる業者を探すのは面倒です。
長期優良住宅は定期点検必須なので、最初からアフターフォローしてくれる会社で購入するのがラクだと思います。
- 売ったり貸したりしやすい家を選べ!
- 金利上昇リスクをゼロにしたいなら全期間固定金利
- アフターフォローがしっかりしている会社で購入すると安心
まとめ:マイホーム購入のきっかけは年齢&精神面! 気持ちに余裕が出て満足◎
マイホーム購入のきっかけは勢い……もありましたが、気持ちに余裕が出ると思ったからです。
人付き合いが苦手な私は一戸建てのほうが気楽ですし、子どもが生まれてますます痛感しました。
ーーその中でも手放すリスクや老後のことまで考えて、今の家に決めました。
長期優良住宅を重視したい場合はぜひ建設会社選びからこだわってみてくださいね。
この記事がマイホーム検討の一助になれましたら幸いです。
小幸しおりでした。
\ 売って終わりではなく、その後もずっとサポートしてくれる! /全棟長期優良住宅。購入していただいてからがお付き合いの始まりです。/吉永建設
- 若い
- 月々の支払額が減る
- 精神的にラク
- 子どものため
- 老後のため
- 団信がある
- 駅が徒歩圏内
- 仲介手数料が不要
- 間取りが決められる
- 長期優良住宅である
- 地震対策がしてある
- マイホーム借り上げ制度がある
- リバースモーゲージがある
- 太陽光発電が標準でついている
- アフターフォローも充実
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