赤ちゃんにうつってしまう風疹と、インフルエンザの10倍もの感染力をもつ麻疹は、どちらもとても怖い病気です。
……なぜいきなりこんなことを言い出したのかというと、近隣の市で麻疹が流行したことがあるからです。しかも妊娠中に。
ーー夫は風疹ワクチンと麻疹ワクチンを別々に、私は産後MRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)を受けに行きました。
この記事ではその時の体験をもとに、予防接種の注意点とMRワクチンの費用についてお伝えします。
- 赤ちゃんを迎えることを考えている夫婦
- MRワクチンの費用を知りたい人
MRワクチン接種時の注意点
まずは予防接種時の注意点を、自身の体験をもとにお伝えします。
- 妊娠の可能性がある時期を避ける
- 一度の接種ではじゅうぶんな抗体がつかないことも
- 基本的に予約制
- 流行してからでは遅い
妊娠中は麻疹や風疹の予防接種を受けることはできません。
念のため、妊娠している可能性がある時期も避けましょう。
麻疹や風疹の予防接種は、一度ではじゅうぶんな抗体がつかないことがあります。
ーーこのような例もあるので、過去に接種したことがある人でも抗体検査をしてみることをおすすめします。
年齢でみる不足している可能性があるワクチン(麻疹、MRワクチン)
麻疹や風疹のワクチンは基本的に取り寄せです。
私の場合、予防接種をしたいと伝えてから実際の受診まで1週間かかりました。
私の妊娠中に、近くで麻疹が流行しました。
このとき夫婦どちらも抗体がない状況だったので、すぐに予約して夫に打ちに行ってもらいました。
ーー後日別件で受診したとき、こう言われたそうです。
ーー未知の病気の流行下で、もしも有効なワクチンが開発されたなら、みんなこぞって打ちにいきますよね。
ただ、マスクやトイレットペーパーと同じように、ワクチンにも在庫があります。
流行っていないときこそがワクチンを打つチャンスなんですね。
- 妊娠中には打てない
- 以前打っていても抗体がついていないことも
- 予約必須
- 流行時はワクチンがなくなる
MRワクチンの費用について
夫は風疹と麻疹のワクチンをそれぞれ別々に、私はMRワクチン(麻疹風疹混合ワクチン)を接種しました。
参考までに、我が家が支払ったおおよその費用を記しておきます。
我が家が支払ったおおよその金額
夫 | 私 | |
---|---|---|
抗体検査 | 約3,000円 | × |
麻疹ワクチン | 約8,000円 | × |
風疹ワクチン | 約8,000円 | × |
MRワクチン | × | 約11,000円 |
合計 | 約19,000円 | 約11,000円 |
抗体検査を抜きにしても、MRワクチンを打つほうが5,000円くらい安いですね。
1991年より前に生まれた人は1回しか受けていない可能性が高いため、追加接種推奨です。
年齢でみる不足している可能性があるワクチン(麻疹、MRワクチン)
自治体によっては助成対象
風疹や麻疹の予防接種が自治体の助成対象になっていることがあります。
私の住んでいる市でも以前は助成制度があったようですが、残念ながら数年前に終了していました。
例として、東京都北区では条件はあるものの風疹ワクチン・MRワクチン・抗体検査代などが全額助成となっていましたよ。
もしかしたらあなたの地域でも助成があるかもしれませんね。
- 別々で打つよりMRワクチンのほうが安い
- MRワクチンの助成をしている自治体も
まとめ:MRワクチンは必ず受けておこう
我が家の場合夫婦で合計3万円くらいかかっているので、金額だけ見たら「うわ……」と思うかもしれません。
でも、風疹は赤ちゃんに障がいが残る恐れがあるし、麻疹は流早産の確率が高まります。
風疹や麻疹を防ぐ方法はワクチン以外にないので、3万円で赤ちゃんを守ってあげられるならむしろ安いと思いませんか?
パンデミックになってからでは遅いですよ。
少しでも節約したいのならMRワクチンを検討してみてくださいね。
小幸とみ(@koyuki_tomi)でした。
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