夢の新築一戸建ても10年経つとメンテナンスが必要になってきます。
お金には限りがあるので何を優先するかは悩みどころですよね。
ーーはじめはこう考えていた私ですが、最終的に築10年でシロアリ予防(防蟻剤)をやることにしました。
この記事では、築10年でシロアリ予防をやらなくていいと思った理由と結局やることにした理由をお伝えします。
- 一戸建てを建ててから10年を迎える
- シロアリ予防(防蟻剤)をやるかどうか迷っている
- 実際の体験談が読みたい
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築10年でシロアリ予防(防蟻剤)は必要?→状態を見て考えよう
築10年でシロアリ予防は必要なのか。
シロアリについての知識がほとんどなかったため、まずはいろいろ調べてみました。
シロアリの種類
シロアリは大きく分けて、ヤマトシロアリ・イエシロアリ・アメリカカンザイシロアリがいます。
ヤマトシロアリは北海道の一部を除き日本全土に生息しています。
また、日本で被害件数が最も多いのもこのヤマトシロアリ。
湿った環境を好むため、水回りの床下が特に加害されやすいようです。
イエシロアリは関東より西の海岸線に沿った温暖な地域に主に生息します。
乾いた木材でも湿らせながら加害し、その速度も速いため、被害が大きくなりやすいようです。
アメリカカンザイシロアリは、北アメリカから来た外来種で、日本でも増えていると言われています。
その名の通り、乾いた木材(乾材)に巣を作ります。
住宅の木部から直接侵入するため発見までに数年かかるケースもあり、被害は広がりやすいようです。
シロアリの分布を確認してみたところ、我が家で該当するのはヤマトシロアリだけでした。
シロアリの分布を確認してみよう!
わが国で建築物を加害するシロアリの種類と分布を教えてください/公益社団法人 日本しろあり対策協会
データから考える
シロアリについて調べているうちにこんな資料を見つけました。
2013年と古いのですが、築年数や地域、保証切れからの経過年数などが詳しくまとめられていて参考にはなりました。
築年数別や地域別のデータをCHECK!
シロアリ被害実態調査報告書 /日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合
大まかに言うと、築年数が経てば経つほど、また保証期間が切れれば切れるほどシロアリ被害は増加しているようです。
家の状態から考える
調べていると、「ベタ基礎だとシロアリ被害は少ない」という意見もありました。
ベタ基礎は床一面をコンクリートで覆う方法で、地面と建物が接していないためシロアリの侵入を防ぎやすいようです。
家の周りにウッドデッキやラティスなど木材があると、そこをつたってシロアリが侵入してくるケースがあるようです。
家の周りを確認して撤去できるものはしたほうがよさそうです。
ベランダに飛んでくることもあるようですよ。
雨漏りがあるとシロアリが小屋裏(屋根と天井の間にできるスペース)に侵入しやすくなるようです。
また、ジョイントマットを敷きっぱなしにしていると床材がカビてしまうこともあるそうですよ。
シロアリ被害に遭ってしまうと家の資産価値はガクッと下がってしまいます。
売りに出しても売却損が多く出てしまうことが予想されるため、ローンがたくさん残っているうちはシロアリ予防をするという考え方もあります。
今はやらなくてもいい?
いろいろ考えた結果、まずは床下点検をしてもらい、異常がなければ築10年でのシロアリ予防はやらないことにしました。
- ベタ基礎でリスクが低い
- 周辺に古い家がない
- 築10年と比較的新しい
もう築浅とはいえないものの、まだ築10年。
周辺に古い家もなくベタ基礎でリスクが低いと考えました。
とはいえ、ずっとやらないというわけではなく、築12年ごろでやろうと思っていました。
資料を見ると築15年ごろから被害が増加していたことと、少しでも期間を空けることで節約につながると考えたためです。
築年数別や地域別のデータをCHECK!
シロアリ被害実態調査報告書 /日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合
ーーこうしてシロアリ予防についての方針を決め、床下点検の日を迎えました。
- ベタ基礎はリスクが低い
- 被害が増加するのは15年ごろから?
- →床下点検で異常がなければ築10年ではやらない
築10年でシロアリ予防をやらない→やるに変えた理由
我が家は長期優良住宅で10年点検があり、その中に床下点検も含まれていました。
夫婦で話し合い、点検で異常がなければ今回のシロアリ予防は見送る方針でした。
家の状態は良好
床下点検を受けた結果、湿気や水漏れ、蟻道などの異常はありませんでした。
家の周りやベランダに何も置いておらず、定期的に除草剤をまいている点がよかったようです。
しかし、1階にジョイントマットを敷いているのでこんなことを言われました。
ジョイントマットはカビやすいという事実をこの時まで知らなかったのでびっくりしました。
床下がカビていないのはよかったですが、今後は対策を考えたほうが良さそうです。
シロアリの羽が落ちている
床下に湿気や蟻道はないとのことでしたが、ヤマトシロアリの羽とGの死骸があったようです。
他のシロアリの可能性を聞いてみたところ、この地域で確認されているのは現時点ではヤマトシロアリのみということでした。
ただ、シロアリの羽がある=シロアリが侵入しているとは限らないとのこと。
また、家の外側にヤモリの糞がたくさん落ちていたようです。
ヤモリはシロアリなどの害虫を食べてくれるので、ヤモリがいるのはいいことだそうです。
土間にわずかに隙間がある
玄関は他の場所よりも低くなっているため、シロアリ被害が発生しやすい場所です。
玄関掃除で水を流すと木材が水を吸い、床下にポタポタ垂れる恐れがあるようです。
水を使いたい場合はすぐに拭き取るか、テープなどで保護してから流すなどすればいいとのこと。
気にするほどではないが土間と壁の間にわずかに隙間があると指摘されたので、気をつけようと思います。
シロアリに気づいたときは手遅れ
シロアリは光や風に弱いため、蟻道と呼ばれるトンネルを掘って進んでいきます。
しかし、羽アリになるとある程度光に耐性がつくため、食べた木材の隙間から家の中に出てくることがあるようです。
羽アリが出てきた写真を見せてもらったところ、30匹以上はいてぞっとしました。
シロアリ被害で家が倒壊することはないようですが、耐震性は落ちてしまいます。
また、羽アリが出てくるということはかなり食害された後であるため、家の資産価値もガクッと落ちてしまうそうです。
床下点検は有料
今回は家の10年点検に床下点検が含まれていたため、追加料金なく見積もりをしてもらえました。
私は異常がなければ築12年ごろにシロアリ予防をしようと考えていたため、点検料について聞いてみました。
今回は異常がないため防蟻剤をするなら保証がつけられるというお話でしたが、その保証も状況次第ではつけられないそうです。
他の害虫にも効果が見込める
防蟻剤は骨のある生き物には効かないそうですが、逆にいえば骨のない生き物であれば多少の効果がのぞめるそうです。
たとえばGにも。
実際に薬を撒いていたら20分後にひっくり返って死んでいるのを見たことがあるとのこと。
ただし、あくまでシロアリ予防の薬であるため、Gや他の虫に効くとはっきり言えないそうです。
G対策を期待していたわけではないですが、Gは苦手なので思わぬ収穫という気持ちでした。
また、害虫駆除のアフターサービスもあるとのこと。
保証やアフターサービスは業者によってさまざまなので、確認してみると良さそうです。
保険と思ってシロアリ予防をやる
初めの方針は「床下点検で異常がなければ築10年のシロアリ予防はしない」でした。
しかし、床下点検後夫婦でゆっくり話し合ううちに考えが変わってきました。
最終的にはシロアリ予防をお願いすることに。
- シロアリの羽が落ちていた
- 点検に2〜3万かかる
- 防蟻剤が持つのは5年
- 資産価値が落ちるのを防ぐため
シロアリの羽が落ちていたが食害された跡はなく、風で入ってきた可能性もある。
そう聞いたものの、羽が風で舞い込むということは近くにいるのではと不安になりました。
また、床下にGの死骸があったというのも気になりました。
当初は節約のため少しでも期間を空けてからシロアリ予防をするつもりでした。
しかし、再点検に2〜3万かかるならあまり節約とはいえなさそうです。
後で調べてみたところ、床下点検だけなら1万円ほどが相場みたいです。
ただし、防蟻剤そのものが高かったり防蟻剤は安いかわりに他の修繕を持ちかけられたりなんてこともあるそうなので業者選びには注意が必要です。
日本国内で使用できるシロアリ予防の薬剤は最長で5年しか持ちません。
防蟻剤の効果は撒いた時をピークとして、そこからゆるやかに右肩下がりになっていくイメージだそうです。
我が家は新築時に撒いていただいているものの、築5年ではお願いしませんでした。
つまり、効力がなくなってから5年が経過しているということ。
築浅やベタ基礎でもシロアリ被害が発生するケースもあるそうなので、今回はお願いしようと考えました。
我が家はベタ基礎ですし、家の周りやベランダに何も置いておらず、シロアリ被害に遭う確率は低いと思います。
安くないシロアリ予防をするのは無駄のようにも思えますが、考え方としては保険と一緒かなと思いました。
自動車事故や火災も起こる確率は低いですが、起こった時に取り返しがつかないので保険に入りますよね。
我が家は長期優良住宅で定期的なメンテナンスが必要です。
また、住み続けるつもりで購入しているものの、手放す可能性も0とは言い切れません。
資産価値が落ちるのを防ぐためにもやっておいたほうが安心と考えました。
- 家の状態は良好だが床下にシロアリの羽やGの死骸が落ちていた
- 防蟻剤の効果は5年。他の害虫にもある程度効果がある
- 床下点検は有料
- →資産価値が落ちるのを防ぐため、保険と思ってやる
【築10年のシロアリ予防】工事の費用と当日の流れ
シロアリ予防をやるかやらないかでかなり悩みましたが、結局やることに決めました。
お願いする会社によって様々だとは思いますが、少しでも参考にしていただけるよう費用や流れをまとめておきます。
シロアリ予防の費用
床下点検 | 無料(本来なら2〜3万) |
---|---|
防蟻剤 | 1坪9,900円 |
今回、床下点検の費用は築10年の無料点検に含まれていたためかかりませんでした。
薬剤は「タケロックMC」が1番安く、実績もあるようなのでこちらに決めました。
日本しろあり対策協会が認定している薬剤だそうです。
我が家は1階の坪数が16.06坪。
1坪9,900円で158,994円のところ10%割引があり、合計143,094円でした。
当日の流れ
家の前に車を停めたいということと、コンセントや水栓を使わせて欲しいというお願いがありました。
また、我が家の床下点検口は床下収納を兼ねているため、事前にものを全て出しておきました。
まずは説明があり、薬剤や作業場所の確認、玄関周りに穴を開けて工事することを聞き、同意書にサインをしました。
工事は家の外から始まり、次に床下。
玄関から床下点検口まで養生した後、車からホースを伸ばして床下へ繋げていました。
床下に溜まっていた砂や虫の死骸などは掃除してから散布してくれましたよ。
最後に玄関。
事前の説明にもあったとおり、玄関は床下に人が入れるスペースがないため、壁に小さい穴を開けてそこから薬剤を注入してもらいました。
靴箱がありアクセスできないところは外から土壌に注入するとのことでした。
工事が終わると、写真を見せてもらいながら今回した工事の説明を再度受け、保証書と明細書が後日送られてくることを聞きました。
最後に支払って質問等がなければおしまいです。
所要時間はおよそ3時間ほどでした。
後日
シロアリ予防の保証書と明細書は約2週間後に届きました。
保証書・明細書はもちろん、工事中の写真も添付してあったのでよかったです。
- アフターサービス(2〜3年後の訪問ケアや害虫相談)が受けられる
- 万一のシロアリ発生時には無料で再施工
- 万一工事箇所に蟻害が発生した場合は300万円を限度に修復費用を負担
- シロアリ予防の薬剤は1坪9,900円。割引があり総額143,094円だった
- 当日は車を家の前に停めたい・水や電気を使わせてほしいというお願いがあった
- 説明→外周り→床下→玄関→説明・支払いの流れ
- 後日保証書と明細書が送られてくる
【築10年のシロアリ予防まとめ】必要かどうかは点検してから判断しよう
床下点検してもらうまでは築10年でのシロアリ予防はいらないと考えていましたが、点検後に考えが変わりました。
シロアリ業者さんの話を聞いているとしたほうがいいのかなという気になるので、流されないようある程度方針は決めておいたほうが良さそうです。
ただ、床下の状況は自分たちではわからないので、シロアリ予防をしない場合でも点検だけは受けておいたほうがいいかなと思います。
この記事がシロアリ予防検討の参考になれましたなら幸いです。
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