ーー突然ですが、私は虫が苦手です。
それなのに、以前蜂がついた洗濯物を部屋に取り込んでしまい、大変な目に遭いました。
……と意気込んだものの、なかなかサイズが合わずに四苦八苦。
苦戦しつつも最終的には100均とホームセンターで買えるものでベランダに防虫ネットを張ることができました。
この記事では、ベランダへの防虫ネットの張り方とその手順を図解と写真で解説していきます。
- マイホームに住んでいる
- 防虫ネットの張り方が知りたい
- ベランダに目隠しが欲しい
- 虫が苦手
目次:ClickでJump!
ベランダへの防虫ネットの張り方①準備
それではさっそく防虫ネットを張るための準備をしていきます。
サイズを測る
防虫ネットをつけたい範囲をメジャーで測ります。
二方向に面している我が家のベランダを図解にしてみるとこんな感じ↓。
- 縦(高さ):約122cm
- 横(幅):約272cm
- 縦(高さ):約122cm
- 横(幅):約170cm(※)
小さい面は間に柱があり、外側から見るとこんな感じになっています。
スキマをあけたくないので、柱部分までではなく、大きい面の端までを小さい面のサイズとしています。
ベランダが多方向に面している場合は、このように他面の端がどこになるかを意識して測るとスキマができにくいですよ。
必要なものを準備する
次に、必要なサイズのネットやその他小物類を準備します。
ベランダの形はそれぞれなのでご自宅に合わせて調整してみてください。
- メジャー
- つっぱり棒×2
- 防虫ネット×2
- オーニングシェード
- 接着金具×6
- 結束バンド
- はさみ
- 脚立
長さが測れたらなんでもいいです。
当時ダイソーで売っている商品の中で1番長いつっぱり棒を購入しました。
115cmから190cmまで伸縮可能です。
この防虫ネットもダイソーの商品です。
我が家のベランダは小さい面が約122cm×約170cmなので、これを2つ買いました。
大きい面はダイソーの防虫ネットでは小さすぎるので他のものを使います。
ネットショップでも探してみたのですが、サイズが合わないか網目が大きいものが多く、希望に合うものが見つけられませんでした。
そこで行き着いたのがたてすやオーニングシェード。
いろいろなサイズがあり、大きめのベランダでも取りつけられるのが嬉しいポイント。
ホームセンターでも売っていますよ。
ちなみに、私が購入したものはこれです。
オーニングタイプなので、たてすというよりはオーニングシェードに近いですね。
我が家のベランダは、大きい面が高さ約122cm×幅約272cmだったので、このたてすを横にして使いました。
2m×3mのシェードはこちら!
接着金具は2個入りのものを3セット購入して合計6個用意しました。
取り付け用ロープは結束バンドなどで代用できるので、入っていなくてもOKです。
強風でも外れない! しっかりくっついて欲しいなら↓
壁があるならロングタイプのつっぱり棒で代用しても◯
↑こちらの結束バンドもダイソーに売っています。
けっこう使いましたが50本入りなのでひと袋で足りました。
防虫ネットや結束バンドの余った部分を切るのに使います。
高いところでの作業があるため、脚立や踏み台も使いました。
- ベランダのサイズに合った防虫ネットを買おう
- 小さければダイソーの防虫ネット、大きければオーニングシェードがおすすめ
- たてすやオーニングシェードを横にして使ってもOK
- メジャー
- つっぱり棒×2
- 防虫ネット×2
- オーニングシェード
- 接着金具×6
- 結束バンド
- はさみ
- 脚立
ベランダへの防虫ネットの張り方②手順
それでは、私流防虫ネットの張り方を解説していきます。
つっぱり棒が使えない→オーニングシェードで代用
壁に囲まれていない、もしくはベランダが広い場合は残念ながらダイソーのつっぱり棒が使えません。
オーニングシェードや長いつっぱり棒を検討してみてください。
- 接着金具を固定する
- オーニングシェードを取り付ける
- 結束バンドの余りを切る
- とりあえず完成
まずは取り付けたい場所の上部をきれいに拭き、乾いたら接着金具を固定します。
接着剤が乾くまで1時間以上かかるので、それまで待ちます。
網目のスキマや金具に結束バンドを通してオーニングシェードを取り付けていきます。
オーニングシェードを取り付けられたら、結束バンドの余りを切っておきましょう。
オーニングシェードが取り付けられました。
約272cmの長さに約270cmのたてすを使ったので、接着金具をつけて結束バンドを通すだけで簡単に取り付けられました。
接着金具をつけているのは上だけで、下はそのまま垂らしています。
接写するとこんな感じ。
ーーこれだけ接写でも、どんな洗濯物が干してあるのか全くわかりませんね。
「これで洗濯物が乾くの?」と思うかもしれませんが、洗濯物の乾きに特に不便を感じていません。
虫除けはもちろん、目隠しや黄砂対策にもなるので割と気に入っています。
この工程だけでベランダにスキマがなくなった人はこれで完成。
他にも面がある人は次の工程に進みます。
ダイソーの防虫ネットを張る
ベランダの面が190cm以下で壁や柱がある場合は、ダイソーのつっぱり棒と防虫ネットが使えます。
- 防虫ネットを切る
- 防虫ネットをつなぎ合わせる
- つっぱり棒を固定する
- つっぱり棒に防虫ネットを取り付ける
- 結束バンドの余りを切る
- とりあえず完成
ダイソーの防虫ネットは約1m×2mの長さなので、切り貼りして調整します。
余裕がある場合は念のために測ったサイズより少し長めに切っておきましょう。
長さが足りない場合は、防虫ネットを複数枚つなげます。
つなげ方はオーニングシェードと同じで、網目の隙間に結束バンドを通していけばOKです。
我が家の場合は、上と左につっぱり棒を設置しました。
下は先ほどと同じくそのまま垂らしておき、右は後でオーニングシェードとつなげます。
外から見るとこんな感じ。
つっぱり棒が固定できたら、結束バンドで防虫ネットを取り付けていきます。
つっぱり棒より防虫ネットが上にくるようにすれば、さらに虫が入りにくくなりますよ。
上が取り付けられたら、左のつっぱり棒にも取り付けます。
上と同じようにつっぱり棒を覆うように取り付けるといいですね。
無事取り付けられたら、結束バンドの余りを切っていきます。
これで小さい面の防虫ネットも取り付けられました。
この工程でベランダにスキマがなくなった人はこれで完成です。
オーニングシェードと防虫ネットの間にスキマが空いてしまう場合は次の工程に進みます。
スキマをつなぎ合わせる
我が家のようにベランダが二方向に面している場合は、それぞれ取り付けるだけではスキマが空いてしまうことがあります。
虫ができるだけ入ってこないようにするためには、なるべくスキマを埋めたほうがいいですね。
完成イメージを図にするとこんな感じ。
ベランダの形状に合わせて、スキマができないよう調整しながらやってみてくださいね。
この工程が済めば完成です!
防虫ネット完成!
これで、我が家のベランダには無事防虫ネットが張られました。
ダイソーの防虫ネットはスケスケなので目隠し効果はありません。
目隠しもしたいならたてすやオーニングシェードがおすすめです。
- オーニングシェードを張る
- ダイソーの防虫ネットを張る
- スキマをつなぎ合わせる
- 完成!
ベランダへの防虫ネットの張り方③メリット・デメリット
実は、防虫ネットを張るのは初めてではなく2回目です。
前の防虫ネットが汚れてきていたので張り替えました。
ーーそんな私が感じた防虫ネットのメリットとデメリットをお伝えしておきます。
メリット
- 100均の商品である程度作れる
- 大きな虫の侵入が防げる
- 紫外線や雨、黄砂なども多少防いでくれる
- オーニングシェードは目隠しにもなるので下着が干しやすい
- 洗濯物の乾きにそこまで違いは感じない
防虫ネットにつっぱり棒に結束バンド。
100均には優秀アイテムがたくさんあるので、条件がそろえばダイソーの商品だけで防虫ネットが張れちゃいます。
突っ張り棒で防虫ネットが張れるなら賃貸の方でも安心ですね。
洗濯物についているハチを気づかずに取り込んで大惨事になった経験から設置を決めた防虫ネット。
ハチはもちろん、大きな羽虫をベランダの内側で見かけることはほぼなくなりました。
この写真のようにスキマがあれば小さい虫は入ってくることがあるので、見つけ次第ふさいでおきましょう。
余った結束バンドは補修用に取っておくのがおすすめです。
たてすやオーニングシェードはもともと日よけですので紫外線も防いでくれます。
プラスチックの洗濯ハンガーや洗濯バサミは紫外線に弱く、日光にさらし続けていると突然パキッと折れてしまいます。
また、家の定期点検で
「直射日光が当たらないようにされてるから、防水コーティングのもちがいい」
と褒められたのが印象的でした。
このように、日よけを作ることがベランダや洗濯アイテムにとってもプラスなのは嬉しい収穫でした。
オーニングシェードは日よけだけではなく、目隠しにもなります。
下着が干しやすいですし、夏には子どもとベランダプールをしたりもしています。
オーニングシェードは日よけではありますが、個人的には洗濯物の乾きに特に違いを感じません。
下は固定しないので、気になる場合は冬の間だけ巻き上げておくという方法も取れますよ。
デメリット
- オーニングシェードを使う場合はややお金がかかる
- 小さな虫は入ってくることも
- 取り付けが面倒
- 台風など風が強い日は外れることがある
壁にはさまれていない、もしくはベランダのサイズが大きい場合は、たてすやオーニングシェードを使います。
その場合、やや費用がかさんでしまうのが難点です。
防虫ネットを張ったとはいえ、密閉できるわけではないので小さな虫が入ってくることはあります。
カメムシの大量発生期は毎日のようにベランダでも見かけ、気が滅入りました。
そこでベランダ用の殺虫&侵入防止スプレー を試してみることに。
届いたらすぐにベランダ全体と窓に吹きつけました。
吹きつけ中に遭遇してしまったカメムシは直接このスプレーをかけてやっつけました。
様子見すること数日。
壁にとまっていた虫も翌日見るとひっくり返って死んでいて、その数は日に日に増えていくので殺虫効果はテキメンでした!
防虫ネットで侵入を防ぎ、それでも入ってきた虫はこのパウダースプレーがトドメをさしてくれるという感じですね。
\自動で虫退治!効果は約1か月と長持ち◎/
ダイソーの防虫ネット1枚だけではサイズが合わず、切り貼りしてつなげました。
個人的にはオーニングシェードのほうが取り付けはラクでしたね。
強風の日はつっぱり棒がずれてしまうなどして、外れてしまうことがあります。
何年も過ごしてみて、つっぱり棒よりも固定金具のほうが強度は上だと感じました。
どちらにもメリット・デメリットありますのでご家庭に合うほうを選んでみてくださいね。
- お金や手間は多少かかるが、虫や人目は気にならなくなる
- スキマがあれば小さな虫は入ってくることも
- ダイソーの防虫ネットよりオーニングシェードのほうが目隠しと日よけになる
- つっぱり棒より接着金具のほうが強度◯
- 洗濯物の乾きにあまり違いはない
まとめ:ベランダに防虫ネットを張って快適な暮らしを
防虫ネットを張るのは大変ですが、虫対策をしたい人や目隠しが欲しい人には手間やお金をかける分だけの価値があります。
実際、虫や人目が気になる私はかなり快適になりました。
高所作業があるので、実践する場合は怪我などなされませんよう。
この記事が快適な暮らしの参考になりましたら幸いです。
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