やらなきゃと思いつつも後回しにしていた防災への備え。
重い腰を上げてついに私も防災グッズをそろえてみました。100均(ダイソー)の商品で。
この記事では、100均(ダイソー)の商品でどれだけ防災グッズがそろえられるのか正直にレビューします。
- なるべく安く防災袋を作りたい
- 100均(ダイソー)で買える防災グッズが知りたい
- 実際にダイソーで防災グッズを用意した人のレビューが読みたい
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ダイソーで買える商品だけで防災グッズはそろえられる?│大人編
まずは必要な防災グッズをリスト化してみました。
水 | 持ち運べるよう、ひと袋1〜2本 | 携帯型ラジオ | 停電時や被災地での情報収集用 |
---|---|---|---|
携帯用充電器 | 停電用に電池型も | 簡易トイレ | トイレが使用できないときに |
懐中電灯 | ヘッドライトだと両手が空いて◎ | 乾電池 | 形をしっかり確認 |
医薬品 | 常備薬、消毒液、絆創膏、包帯など | ポリ袋 | ゴミをまとめたり応急手当にも |
ラップ | 応急手当やお皿に敷くなど | 紙皿、割り箸 | ラップを敷けば1枚を繰り返し利用可能 |
ふえ | 救助を呼ぶ際に | 生理用品 | 下着が洗濯できないときにも |
現金 | 小銭は必須。公衆電話にも使えます | その他貴重品 | 通帳、印鑑、免許証や保険証のコピー |
食料品 | レトルト、缶詰、栄養補助食品など | 歯ブラシ | 液体ハミガキだとすすがなくてOK |
マスク | 粉塵や煙から身を守るために | 缶切り、ナイフ | 缶詰など開けるときにも |
ブランケット | 避難所での防寒用に | ウェットティッシュ | 除菌タイプがおすすめ |
軍手、革手袋 | 革手袋のほうが丈夫 | レインコート | 防風、防塵、防雨、防寒などに |
食料品と食器類
- ココナッツサブレ
- 缶詰
- レトルトカレー
- 水
今回は災害への備えが目的なので賞味期限が1年以上あるものに絞って探しました。
グリコのレトルトカレー『カレー職人』は製造後3年が賞味期限で温めずにおいしく食べられるとのこと。
災害への備えとしてぴったりですね。
ちなみに各賞味期限は↓こちら(2020年2月時点)。
ダイソーにあるお菓子たちを眺めてみて、ココナッツサブレの賞味期限が意外と長いということに気づきました。
ペットボトルの水は未開封であれば基本的に腐らないそう。多少の賞味期限切れは大丈夫みたいです。
とはいえ、年に一度は防災袋の見直しをして防災グッズのアップデートをしておくと安心ですね。
- 紙皿&紙コップ
- 個包装の割り箸
- 個包装のスプーン
- ラップ
- チャックつき袋
紙皿の上にラップを敷いて使い、ラップだけ捨てれば1枚のお皿を繰り返し使えます。
割り箸とスプーンは個包装タイプを購入。
紙皿・紙コップ・割り箸・スプーンは家族3人で分けてチャックつき袋に入れました。
個包装でないものを保存するときにも役立ちそうですね。
ラップはペラペラで切りづらいため、質で選ぶならサランラップがおすすめです。
切れないストレスから解放! 安心のサランラップ◎
衛生用品
- ピンセット
- 包帯
- 絆創膏
- 消毒液
絆創膏は1箱に大小4サイズ入っているため、キズの大きさに応じて使い分けられます。
実は、靴底に貼ればすべり止め にもなります。雨や雪の中の避難も想定するなら、水に強くてはがれにくいものがおすすめです。
ただ、以前ダイソーの絆創膏を使ったときはすぐにはがれてきてしまって結局ケアリーヴに買い替えちゃったんですよね……。
ダイソーにはたくさん絆創膏が売ってるので、防水タイプを探すといいかもしれませんね。
水に強い! フィットする! 使いやすい3サイズセット
- 歯ブラシ
- タオル
- ポケットティッシュ
- ボディシート
- カット綿
大人用歯ブラシは5本入りでそれぞれにキャップがついているものをチョイス。
ボディシートは身体を拭くときにも使えるし、ウェットティッシュ代わりにもなりそうです。
サバイバル用品
- LED懐中電灯
- LED付きミニ着火ライター
- 手動発電2LEDライト
- ターボ式着火ライター
- マッチ
- 乾電池
ライター関連は、LEDタイプ・手動式・風に強いものなどかなりの種類がありました。
実際災害に遭ったときにどれが役立つかわからないので、いろんな種類のものを1つずつ買ってみて、家族3人でそれぞれ持つことに。
電池がなくなったときのことを考え、手動発電タイプやマッチも入れておきました。
長持ち・長期保存ならパナソニックの乾電池エボルタNEOもおすすめです。
長持ち&10年保存可能で防災用ストックに最適!
- 6徳万能ナイフ
- ロープ
- 方位磁石
- ホイッスル
- 軍手
6徳万能ナイフはこちら↓。
これひとつで、
- ナイフ
- 缶切り
- 栓抜き
- -ドライバー
- +ドライバー
- コルク抜き
……の役割ができるのでとっても便利ですね。
方位磁石は迷子防止に。ふえは居場所を知らせるのに役立ちます。
軍手はすべり止めつきがおすすめです。
- レインポンチョ
- マスク
- 三角巾
- 使い捨てショーツ&ブリーフ
- 携帯用ミニトイレ
レインポンチョは男女兼用のフリーサイズのもの(着丈約100cm)がありました。
雨をしのぐ他、寒さしのぎにも役立ちます。
マスク・三角巾は火事が起きて避難するときなどに。
マスクは一時品薄になっていましたが今では在庫があります(2023年)。
男女それぞれの使い捨てパンツまであったので、避難所生活が続いたときのためにひとつ入れておいてもいいかもしれません。
避難所生活用品
- 折りたたみスリッパ
- 簡易保温アルミシート
- アルミ保温ブランケット
- レジャーシート
防寒対策も必須です。
防災グッズは基本的にコンパクトに作られているので、ないよりマシ程度にしかならないかもしれませんが、それでもないよりはマシです。
家族の人数分用意しておきました。
- ランタン
- ろうそく
- 火を使わないろうそく
停電したとき用に長時間使える灯りも用意しました。
ろうそくは1時間20分、ランタンは12時間ものあいだ連続使用ができるようです。
ランタンと火を使わないろうそくは電池が必要です。
電池が足りない場合は通常のろうそくのほうが役立つかもしれませんね。
- ポリ袋
- 耳栓
- 小銭入れ
- 油性マジック&布テープ
ガムテープに油性マジックでメッセージを書き、それを貼っておけば場所を問わず書き置きを残せます。
ガムテープは割れたガラスの破片を取りのぞくときにも使えます。
避難所で夜を過ごす場合は耳栓があると少しでも眠れるかもしれませんね。
リュック
防災グッズを入れる鞄は、両手が空くリュックがベスト。
はぐれたときでも見つけてもらいやすいように、目立つ色のものがおすすめです。
ーーただ、ポケットが複数あるリュックは地味な色のものしか見つけられませんでした。
悩んだ結果、今回は容量を優先して地味な色のリュックをチョイス。
前にポケットがあるとすぐ取り出せて便利です。
暗がりでは見えにくい色なので鈴をつけることにしました。
- 目立つ色のリュック(できれば)
- 鈴
- 食料品の賞味期限は1年以上持つものを中心に
- 個包装のものだと衛生的&仕分けがしやすく便利
- 電池の形や本数が合っているかしっかりチェック!
- 防寒対策も忘れずに
- 家族とはぐれたときの対策も考えておこう
ダイソーで買える商品だけで防災グッズはそろえられる?│子ども編
続いて、子ども用にそろえた防災袋の中身を一部紹介します。
- 水
- アンパンマンカレー
- 缶詰
子どもが食べてくれそうなものをチョイス。アンパンマンカレーは定番ですね。
子ども自身が背負うことを考えて、水は1本にしました。
こちらの非常用袋はナップサックタイプで、先ほどのリュックと比べると容量は少なめ。
子ども用と考えるとこれくらいがちょうどいいかもしれません。
名前や電話番号・血液型などを書くスペースがあるので子どもとはぐれたときのために記入しておきました。
- 鈴
- 歯ブラシ
- タオル
- 軍手
- マスク
- レインコート&ズボン
- スリッパ
- 非常用袋(ナップサック)
防災グッズは基本的にワンサイズしか置いていません。
子どもは特にサイズが合わなさそうですね。
そもそも子ども用がない商品も多いので、大人用で代用するか別で用意したほうが良さそうです。
今は液体ミルクがあるからそれがおすすめ!
オムツやおしりふきは普段使っているものから何個か防災袋に回しておくといいですね。
常温で飲める液体ミルク。アタッチメント付きなら哺乳瓶不要◎
被災地の避難所等で生活をする赤ちゃんのためのQ&A/日本新生児成育医学会
- 子どもが自分で背負える大きさ・重さにしよう
- サイズが合わないものは別で用意しよう
ダイソーで買えた防災グッズ・買えなかった防災グッズ
ひとまず、ダイソーで買ってきた防災グッズを家族それぞれに仕分けることができました。
ダイソーだけでどれくらいそろえられたのか。
最初に載せた防災袋に入れるものリストと照らし合わせてみます。
買えたモノはコレ
水 | ○ | 携帯型ラジオ | ✕ |
---|---|---|---|
携帯用充電器 | △ | 簡易トイレ | ○ |
懐中電灯 | ○ | 乾電池 | ○ |
医薬品 | ○ | ポリ袋 | ○ |
ラップ | ○ | 紙皿、割り箸 | ○ |
ふえ | ○ | 生理用品 | △ |
現金 | ✕ | その他貴重品 | ✕ |
食料品 | ○ | 歯ブラシ | ○ |
マスク | ○ | 缶切り、ナイフ | ○ |
ブランケット | ○ | ウェットティッシュ | ○ |
軍手、革手袋 | ○ | レインコート | ○ |
現金と貴重品を除くと今回ダイソーで買えなかったのは、携帯型ラジオ・携帯用充電器(モバイルバッテリー)・生理用品の3つです。
買えなかったモノはコレ
ネットで調べると、以前はダイソーでも売っていたという携帯型ラジオ。
店員さんに聞いたところ、数年前に販売を終了しているとの回答でした。
2020年2月時点では店員さんに聞いても「取り扱い終了」という回答だったモバイルバッテリー。
2021年2月に再びダイソーを訪れると、充電式モバイルバッテリーが入荷していました!
10,000mAhで1,100円と4,000mAhで550円の2種類ありました。
とりあえず550円のモバイルバッテリーを購入。
iPhoneとAndroid、どちらにも対応しているようです。
ただし、停電の可能性を考慮すると乾電池式も用意しておいたほうが安心ですね。
乾電池式モバイルバッテリーはダイソーになかったので、ネットで購入しました。
年々スマホ関係の売り場が充実している印象なので、今はもっとたくさんの種類のモバイルバッテリーが置いてあるかもしれませんね。
調べたところ、生理用品はダイソーでも普通に売っているようです。
生理用品と充電式モバイルバッテリーはダイソーでも買えるとすると、買えないのはラジオと乾電池式モバイルバッテリーの2点ですね。
乾電池・充電・手回しのどれでも使える! ライトにもなる多機能ラジオ
停電時に活躍! 乾電池式モバイルバッテリー
コンセントにさすだけの簡単充電◎ 急速充電器&モバイルバッテリーの2way仕様
- 携帯型ラジオの取り扱いはない
- モバイルバッテリーは充電式のみ取り扱いあり
- 生理用品は取り扱いあり
- 携帯型ラジオ・乾電池式モバイルバッテリーはダイソーでは買えない
まとめ:ダイソーで買える防災グッズだけでは防災袋は作れない!
今回は、「ダイソーの防災グッズだけで防災袋は作れるのか」を検証してみました。
結論からいうと、ダイソーで買える防災グッズだけでは防災袋は作れません。
携帯型ラジオと乾電池式モバイルバッテリーの2点は別で用意する必要があります。
また、子ども用の防災グッズはあまり置いていません。
あってもワンサイズのみなので、子どもの年齢に応じて自分で用意したほうが良さそうだと感じました。
ーーとはいえ、防災グッズの大部分をダイソーでそろえることができました。
100均を上手に利用すると値段を抑えながら防災袋が作れます。ぜひ一度ダイソーをチェックしてみてください。
この記事が防災について考えるきっかけになれば幸いです。
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