妊娠に不調はつきものです。
中でも代表的なつわりは、一般的に妊娠5〜11週頃まで続き、8〜9週頃がピークと言われています。
ただし、妊娠によって起こる症状は個人差が大きく、つわりがほとんどない人もいれば出産するまで続く人もいます。
ーー私は吐きつわりこそありませんでしたが、妊娠後期までなんらかの不調に悩まされました。
この記事では、妊娠から出産までの間で私が感じた不調を時期別にまとめています。
- 妊娠時の不調がいつからいつまで続くのか知りたい
- どんな症状が出るのか気になる
- 実際の体験談が読みたい
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妊娠初期の不調【私の体験談】
妊娠初期といえばつわり。
吐きつわりのほかに、眠りつわり・食べつわり・唾液つわりなど、人によってさまざまな症状が表れます。
妊娠2か月（4〜7週）
眠りつわり
まずはじめに感じたのは、異常なほどの眠気でした。
時間の許す限り寝て、空腹に負けたときに起きていました。
6週ごろからなんとなく口の中が気持ち悪く、それを解消するためにかむかむレモンやグレープフルーツジュースを好むように。
何杯もお代わりするくらいお味噌汁を美味しく感じたり、白ご飯より酢飯を好むようになったりと食の変化が表れていました。
妊娠3か月（8〜11週）
つわりのピークとなる妊娠3か月。
朝から1日気分の悪い日も出てきます。
食べているときなら気持ち悪さが和らぐことから食べつわりだったと考えられます。
ーーちなみに私は、妊娠により14kgも太りました。
出産前は尿酸値が上がったり高血圧になったりしたので、食べつわりの人は体重管理に注意です。
ご飯を作っていてもにおいが気になり、味見してもおいしく感じないことがありました。
味付けはいつもどおりだし、夫に食べてもらうと「ふつうにおいしい」とのこと。
ーーつわり中は、炊きたての白ご飯のにおいなど特定のにおいが一時的に受け付けなくなることがあります。
日によって食べられるものが変わり、この時期は簡単に食べられるもずく・ベビーチーズ・冷奴をよく食べていました。
炭酸は苦手なのに、突然買ってきて一気に飲み干すことも。
ある日、気持ち悪さを我慢しつつも料理をしていると、どんどん吐き気が強くなり立っていられなくなるほどに。
横になると吐き気はおさまってきたものの、代わりに身体の血の気が引いていき呼吸が浅くなり全身汗だくになりました。
今思えば軽い貧血を起こしていたと思います。
妊娠4か月（12〜15週）
夜中、起き上がれないほどの痛みをふくらはぎに感じて目が覚めました。
ーーこれが初めてのこむら返りでした。
こむら返りになったときは、落ち着いてふくらはぎをゆっくりと伸ばしたりマッサージしたりすることで治ります。
はじめのころから感じていた口の中の不快感は続きます。
特に夕方からがしんどく、吐きそうにない吐き気と表せばよいのか車酔いしたときの不快感と表せばよいのか……。
とにかく、食べつわりとはまた違う気持ち悪さが口内と喉のあたりをぐるぐるまとわりついて離れませんでした。
腰痛は骨盤ベルトをしているとマシに。
骨盤ベルトは産後の矯正にも使えるため、1本持っておいてもいいと思います。
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ーー実は、あおむけで寝ると子宮の下にある下大静脈という血管が重みでつぶされてしまい、仰臥位低血圧症候群を引き起こす恐れがあります。
仰臥位低血圧症候群／日本救急医学会
逆に自分が苦しくないならうつぶせ寝はOK。
お腹が大きくなってきたらシムスの体位もおすすめですよ。
シムス位（シムスの体位）- 主な症状は眠りつわりと食べつわり
- 食の好みの変化があり、酢飯・もずく・グレープフルーツジュース・炭酸を好むように
- 口の中の不快感が拭えないときはかむかむレモンで乗り切っていた
- 貧血やこむら返りにも見舞われる
妊娠中期の不調【私の体験談】
妊娠16週を過ぎると、安定期に入ります。
お腹もまだそこまで大きくなく、比較的体調が安定し胎動も感じられるようになるため、精神的にも穏やかに過ごせるでしょう。
また、妊娠21週までで出産すると流産ですが、22週以降だと早産に変わります。
妊娠週数を重ねるごとに赤ちゃんが早く生まれてしまったときの生存確率も上がっていくので、安定期とはいえ身体を大切に過ごしましょう。
妊娠5か月（16〜19週）
この頃から、尿検査で尿潜血を指摘されるようになりました。
妊娠中であること、出やすい人もいるとのことでそこまで問題視されませんでした。
妊娠中、動いた後などにお腹の張りを感じることがあります。
お腹の張りの正体は子宮の収縮であり、これをめちゃくちゃ強くしたのが陣痛です。
そのため、張っているのを感じたらできる限り横になって休みましょう。
私はこの時期休んでいても張る状態を繰り返したため、緊急受診し安静指示を受けています。
- ほっぺと同じくらい張っていない
- 鼻の頭と同じくらい少し張っている
- おでこと同じくらいめちゃくちゃ張っている
妊娠6か月（20〜23週）
ウォーキングを頑張っていたこともあってか、足のむくみを感じることが度々ありました。
着圧ソックスを履くか授乳クッションに足を上げて寝るとラクに。
授乳クッションに足をあげてむくみ取り
＼ 締めつけで選ぶならメディキュット！ ／
＼ 肌触りで選ぶならスリムウォーク！ ／
いつもシムスの体位で寝ていましたが、この頃はセミファウラー位のほうがラクだったので、クッションや枕などで調節してました。
ファウラー位 セミファウラー位妊娠7か月（24〜27週）
お腹がどんどんふくらみ、ついにでべそに。
同じ姿勢で長時間座っているのがキツく、休み休み作業してました。
車のシートベルトを締めるのも気になるように。
昼寝もしておらず眠気もあり目をつむって眠る努力をしているのに、4時間以上眠れない日がありました。
結局徹夜してしまい、朝がきてようやくウトウト1時間眠れたかどうか。
ーー後期になるにつれ、不眠は増えていきます。
お通じがあまりなく出てもちょろりなので、健診のときに相談して便秘薬をもらいました。
妊娠中や授乳中でも問題ないお薬だったので、出産してからもしばらく飲んでいたのを覚えています。
この時期、口角炎（唇の端の炎症）が起こりました。
妊娠によるホルモンの変化や鉄分の欠乏などにより、口内炎や口角炎、歯肉炎など口の病気にかかりやすくなるようです。
私は、妊娠中貧血による不調を感じたことがありますが、貧血の検査で引っかかることはありませんでした。
立っていたらフラフラして倒れてしまう貧血は脳貧血といい、妊婦健診で診る鉄欠乏性貧血とはまったくの別物なのです。
私がなったのは脳貧血だったため、こちらの鉄欠乏性貧血では引っかかりませんでした。
ちなみに、引っかかると鉄剤の処方がされます。
＼ お茶やお味噌汁を沸かす時に一緒に入れて鉄分をプラス♪ ／
- お腹の張りで緊急受診し、安静指示が出る
- 不眠で夜眠れず完徹する日も
- シートベルトや長時間同じ姿勢がキツくなってくる
- むくみは着圧ソックス、便秘は便秘薬で対応
妊娠後期の不調【私の体験談】
妊娠後期になると、ホルモンの影響に加え、赤ちゃんが大きくなることによる胃腸の圧迫で、後期つわりの症状が出る人もいます。
妊娠8か月（28〜31週）
乳頭に血豆のような小さなできものができ、すれたら痛いため、病院を受診しました。
「おっぱいが母乳の準備を始めていて、なんらかでキズができそこからバイ菌が入ってしまったのかもしれない」とのことで、塗り薬をもらいました。
翌日には、血豆は取れたのかいなくなっていたのでびっくり。
妊娠後期になると、処方された便秘薬を飲んでいてもなかなかお通じがきません。
ようやく出たと思ったら切れ痔になってしまいました。
薬を飲んだり水分を摂ったりはしていましたが、腸が子宮に圧迫されるのである程度はしかたないですよね。
妊娠9か月（32〜35週）
抱き枕を使って横向きで寝ると背中が痛くなり、あおむけに寝ると背中は楽なものの息苦しく、なかなか寝つけない日々が続きました。
ようやく眠れても2時間以内に目が覚め、朝までぐっすり眠れることはごく稀。
お腹がつっかえ、かがむ動きがキツくなります。
お風呂掃除は柄付きスポンジでやるとラクですよ。
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妊娠10か月（36〜39週）
不眠は続きます。
寝不足状態でも寝付けず、眠れてもすぐに目が覚める日々。
寝ようと努力しても完徹してしまう日もちょこちょこあり、昼夜逆転の生活になってしまっていました。
健診で尿酸値や血圧の高さが指摘され、減塩指導を受けていました。
妊娠中、体重が14kgも増加してしまったため、その影響もあったと思います。
体重が増えたことで足にも負担がかかってるのか、むくみやこむら返りもありました。
妊娠37〜41週は正期産です。
これまでお腹の張りは早産につながるため大敵でしたが、正期産に入れば陣痛につなげるために張りを促していくこともあります。
私も早く出てきてもらうために、いろいろ頑張ってました。
- ぞうきんがけ
- スクワット
- ウォーキング
- 階段昇り降り
- 妊婦体操
- 乳頭マッサージ
- 会陰マッサージ
ーーただ、これだけいろいろやっていても予定日は過ぎたし会陰も切れてしまったので、あまり神経質になり過ぎずなるべくリラックスして過ごすほうがいいと思います。
- 寝不足でも眠れず完徹することも
- 眠りに落ちても2時間以内に目が覚める細切れ睡眠
- 体重増加で尿酸値や血圧が上昇
- 便秘や切れ痔にも
【時期別】妊娠時の不調まとめ
私の場合、初期〜中期は眠気と口の中の不快感、中期〜後期は不眠が主な不調でした。
妊娠時に感じる不調は人それぞれです。
中には赤ちゃんにかかわるものもあるので、おかしいと思ったらまずは医師に相談してくださいね。
無事に元気な赤ちゃんと会えますように。
小幸とみ（@koyuki_tomi）でした。
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私は妊娠初期からAFCの葉酸サプリを愛飲してました。
【体験談】夫とアカチャンホンポのマタニティスクールに行ってきた！
姿勢の調節やむくみ取りで妊娠中から活躍！
