数多くのメーカーから発売されているチャイルドシート。
種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からなくなってしまいますよね。
この記事では、私が実際に検討したアップリカ・コンビ・エールべべの違いを比較して紹介します。
- チャイルドシートの選び方が知りたい
- どのメーカーにするか迷っている
- メーカーごとの違いが知りたい
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チャイルドシートの比較基準
各メーカーを比較する前に、この記事で比較する基準をお伝えしておきます。
- 安全性
- 取り付けやすさ
- 使いやすさ
- 使用期間
何よりも重要な安全性。
従来のR44に、側面衝突試験などを加えた最新の安全基準R129に適合しているチャイルドシートが理想です。
加えて保証があるとなお安心ですね。
取り付け方が間違っていれば、どんなに安全なチャイルドシートでも意味がありません。
取付ミスをなくすため、今では金具同士を連結させるISOFIX式が広く普及しています。
乗せ降ろしのストレスを減らしたいなら、回転式はマストです。
吐き戻しや汗、おしっこ漏れで汚れることがあるため、カバーが取り外せて洗えるかも重要ですね。
ISOFIX取付・回転式に限定すると、新生児〜4歳頃まで使えるチャイルドシートが一般的です。
チャイルドシートの着用義務があるのは6歳未満の乳幼児ですが、シートベルトがきちんと使える身長(140cm以上)になるのは11歳頃。
一度は買い替え必須ですね。
ーー以上の観点から、この記事では、
- アップリカ フラディアグロウ360°セーフティ
- コンビ THE S
- エールベベ クルットシェリール
の3台を比較します。
アップリカ FG360° | コンビ THE S | エールべべ シェリール | |
---|---|---|---|
取付方法 | ISOFIX | ISOFIX | ISOFIX |
固定/回転 | 回転式 | 回転式 | 回転式 |
使用期間 | 新生児〜4歳頃 | 新生児〜4歳頃 | 新生児〜4歳頃 |
本体重量 | 15.2kg | 13.7kg | 14.7kg |
サイズ | H660×W440×D635mm | H650×W440×D670mm | H617×W440×D640mm |
安全基準 | R129 | R129 | R44 |
保証 | 製品保証1年 | 製品保証1年 | 製品保証4年 事故時無料交換 見舞金給付 |
取り外しカバー | ○ | ○ | ○ |
セパレート | × | ○ | × |
平らなベッド | 横向き 150°以上 | 後ろ向き 150°以上 | × |
電動幌 | × | × | ○ |
参考価格 | ¥70,400 | ¥73,700 | ¥99,000 |
車種確認 | アップリカ | コンビ | エールべべ |
- 最新の安全基準はR129
- ISOFIX取付で誤使用防止
- 回転式・取り外せるカバーは必須
- ISOFIX&回転式は新生児〜4歳頃まで使えるものが多い
チャイルドシート比較①:アップリカ フラディアグロウ360°セーフティ
アップリカのフラディアグロウ360°セーフティは、新規則R129に適合しているベッド型チャイルドシートです。
平らな横向きベッド
フラディアグロウ360°セーフティの特長は、「平ら」なベッドモードがあることです。
150°以上に寝かせられるので、首すわり前の赤ちゃんの姿勢が気になる人におすすめです。
さらに、成長に合わせて横向きベッド・後ろ向き・前向きと3ステップに変化します。
ただし、横向きベッドはその分幅を取るので、2人めの予定がある場合は注意が必要です。
R129適合
フラディアグロウ360°セーフティは新安全基準R129に適合しています。
この基準では、15か月未満の子どもは後ろ向きで乗せるよう義務づけています。
アップリカのオペレーターによりますと、「フラディアグロウ360°セーフティでは、後ろ向きはもちろん、横向きベッドの状態でもR129の基準をクリアしている」とのことでした。
横向きでの側面衝突試験もクリアしているということなので、安心してベッドモードを使えますね。
- 首すわり前の赤ちゃんにやさしい平らな横向きベッド
- 新安全基準R129に適合
- 横向きベッドの状態でも側面衝突試験クリア
チャイルドシート比較②:コンビ THE S
コンビのTHE S(ザ・エス)は、新規則R129に適合しているベッド型チャイルドシートです。
コンパクトな後ろ向きベッド
ベッド型はアップリカのイメージが強いですが、実はこのTHE Sもベッド型にできます。
THE Sは後ろ向きのまま150°以上寝かせられるので、場所を取りません。
セパレート構造
THE Sはベース部分とシート本体が分かれるセパレート構造です。
重さが分散されるため女性でも取り付けやすく、親の車などに載せかえる予定がある人におすすめです。
R129適合
アップリカのフラディアグロウと同様に、コンビのTHE Sも新安全基準R129に対応しています。
クルムーヴシリーズのページには、「安全性能評価において日本初のダブル優を獲得!」という記載がありますが、THE Sにはありません。
コンビのオペレーターによりますと、「安全性能評価はメーカーが申請して受けられるものではなく、国交省がランダムで審査するものだ」とのことでした。
THE Sは新しい商品ですのでまだ対象に選ばれていないだけのようです。
- コンパクトなベッド型で車内広々
- セパレート構造でらくらく取り付け
- 新安全基準R129に適合
チャイルドシート比較③:エールべべ クルットシェリール
エールべべのクルット シェリールは、運転席からも開閉が可能なリモートサンシェードつきのチャイルドシートです。
リモートサンシェード
赤ちゃんと2人でお出かけするときは、横でお世話ができません。
クルットシェリールは、リモート操作が可能な電動サンシェードがついています。
日差しが入ったら閉めたり赤ちゃんが泣いたら開けたりと運転席からワンプッシュで操作できるのは便利ですね。
ただし、後ろ向き時は運転席から振り返ってもお顔が見えないので、ミラーがあるとなお安心です。
らくのせベルト
チャイルドシートに乗せるとき、肩ベルトが子どものお尻の下敷きになってしまうことがよくあります。
クルットシェリールは、タングホルダーと前傾バックルのらくのせベルト採用でこの悩みを解決しています。
トリプル保証
クルットシェリールに限らず、エールべべのチャイルドシートにはトリプル保証がついています。
- 製品ロング保証
- 無料交換
- 見舞金給付
「①の不良品の場合に交換する製品保証」はよく聞きますが、「②の事故が起きた場合に無料交換」と「③交通事故の際の見舞金給付」はなかなかありません。
しかも保証期間が4年と長いので、使用期間中はほとんど保証対象です。
車に乗る以上どうしても危険はつきまとうので、保証がついていると少しは安心できますよね。
保証について詳しく知りたい方は、こちら をご確認ください。
エールべべのチャイルドシートは、安全基準R44に適合しています。
新安全基準R129に対応しているチャイルドシートがないのか問い合わせましたが、「現在はない」との回答でした。(※2020年7月時点)
- 運転席からも操作可能なリモートサンシェード
- お尻の下敷きにならないらくのせベルト
- エールべべ独自のトリプル保証
- 新安全基準R129には対応していない
チャイルドシート比較まとめ:新安全基準に対応しているコンビがおすすめ!
私は、前安全基準のR44が一般的だったころにエールべべのクルット3iプレミアムを購入しています。
トリプル保証もあり安心ですし、使っていて満足しています。
しかし、新安全基準R129が出ている今は、R129に適合かつ平らなベッドにしても幅を取らないコンビのTHE Sがおすすめです。
小幸とみ(@koyuki_tomi)でした。
アップリカ FG360° | コンビ THE S | エールべべ シェリール | |
---|---|---|---|
取付方法 | ISOFIX | ISOFIX | ISOFIX |
固定/回転 | 回転式 | 回転式 | 回転式 |
使用期間 | 新生児〜4歳頃 | 新生児〜4歳頃 | 新生児〜4歳頃 |
本体重量 | 15.2kg | 13.7kg | 14.7kg |
サイズ | H660×W440×D635mm | H650×W440×D670mm | H617×W440×D640mm |
安全基準 | R129 | R129 | R44 |
保証 | 製品保証1年 | 製品保証1年 | 製品保証4年 事故時無料交換 見舞金給付 |
取り外しカバー | ○ | ○ | ○ |
セパレート | × | ○ | × |
平らなベッド | 横向き 150°以上 | 後ろ向き 150°以上 | × |
電動幌 | × | × | ○ |
参考価格 | ¥70,400 | ¥73,700 | ¥99,000 |
車種確認 | アップリカ | コンビ | エールべべ |
私が購入したのはエールべべ クルット3iプレミアム。息子はよく寝てくれていました。
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