赤ちゃんに外の景色を見せてあげたいというおうちの方に人気のある前向き抱き。
その人気を後押しするかのように、さまざまなメーカーが前向き抱き可能な抱っこひもを発売しています。
そして、私もその機能が気になっていた1人でした。
デメリットや実体験も踏まえて考えると、ファースト(1本めの)抱っこひもには前向き抱きはいらないというのが私の意見です。
ーーこの記事でメリットとデメリットをみながら、前向き抱っこひもが必要かどうか一緒にみていきましょう。
- 前向き抱きができる抱っこひもを買うかどうかで悩んでいる
- 前向き抱きが必要か不要か知りたい
- 実際に使っていた人からの口コミが知りたい
目次:ClickでJump!
いる? いらない?|前向き抱きのメリット
前向き抱きをしてもらってる赤ちゃんってかわいいですよね。
それに愛しの我が子を世界に自慢できるようで、私も出産前は気になっていました。
……って、絶対言わないけど心で思ってる。笑
景色を見せてあげられる
せっかく散歩に連れていっても、対面抱きではあまり景色が見えないしベビーカーだと視線が低いですよね。
その点、前向き抱きだと大人と近い目線で赤ちゃんに景色を見せてあげられます。
ぐずぐずがおさまらない赤ちゃんに前向き抱きをすることで、気分転換になりピタッと泣き止むことも。
特に動物園や水族館では大活躍です。
周りからお顔がハッキリ見える
前向き抱きだと赤ちゃんのかわいいお顔がハッキリ見えるので、周りが喜びます。
ご家族で写真を撮るときにもいいですね。
- 景色を見せてあげられる
- 周りからお顔がハッキリ見える
いる? いらない?|前向き抱きのデメリット
魅力的に思える前向き抱きですが、デメリットもあります。
情報過多になりやすい
前向き抱きは景色が目まぐるしく変わるために、情報過多になりやすく赤ちゃんの脳が混乱すると言われています。
まだうまく歩けない赤ちゃんにとっては、大人が歩くスピードでもじゅうぶん速いのです。
私たちだって、他の人が運転する車に乗りながら気になった看板の文字を読めと言われても難しいですよね。
その点自分で歩いていれば気になったものがあるたびに足を止めてゆっくり観察することができます。
無理な姿勢になりやすい
赤ちゃんを抱っこするときに良いとされている姿勢は次のとおり。
- 後ろから見たときに赤ちゃんの背骨に歪みがない(I型)
- 頭からおしりにかけてゆるやかにカーブしている(C型)
- おしりが沈んでいてひざのほうが高い位置にある(M型)
前向き抱きでは足がだらんと垂れ下がりやすく股関節脱臼のリスクが高まります。
股関節脱臼は生後4か月までに多いとされているので、少なくとも腰がしっかりすわるまでは使わないほうが良さそうです。
また、男の子よりも女の子のほうが5倍〜9倍なりやすいと言われており、歩き始めまでは注意が必要です。
また、対面抱きだと背骨が丸まった胎児のような姿勢になりやすいのに対して、前向き抱きでは背中が反りやすく、負担がかかりやすいです。
さらに、前向き抱きしながらかがむ姿勢をとると、赤ちゃんの肺が圧迫されてしまいます。
抱っこひもの形状などにもよるものの、前向き抱きのほうが無理な姿勢になりやすいと言えそうです。
赤ちゃんの顔が見えづらい
周りから赤ちゃんのお顔が見えやすいですが、抱っこしている人にとっては見えづらいです。
そのため赤ちゃんの具合が悪いサインに気づくのが遅れるかもしれません。
赤ちゃんを守れない
かがむときや転んでしまったときに赤ちゃんの頭を支えにくいのもデメリットです。
眠ったときも同様で頭がカクンとなりやすいです。
また、かわいいお顔がよく見える分、通りすがりの人に話しかけられやすくなります。
中には勝手に触ってくる人もいるかもしれないので、苦手な人は注意しましょう。
値段が高い
前向き抱きは多機能抱っこひもの機能のひとつとしてついていることが多いです。
つまり、そうでない抱っこひもより値段が高くなりがちです。
前向き抱き | 定価(税込) | URL | |
---|---|---|---|
Ergobaby アダプト クールエア | × | 27,500円 | ADAPT Cool Air |
Ergobaby オムニ360 クールエア | ○ | 31,900円 | OMNI 360 Cool Air |
napnap ベーシック 新生児パッド | × | 12,518円 | napnap公式オンラインショップ |
napnap ヴィジョン | ○ | 19,800円 | napnap公式オンラインショップ |
エルゴベビーのアダプトとオムニの差額は4,400円、ナップナップのベーシックとヴィジョンの差額は7,282円です。
前向き抱きの機能にこの金額を出せるかどうかで考えてみてもいいかもしれませんね。
- 情報過多になりやすい
- 無理な姿勢になりやすい
- 赤ちゃんのお顔が見えづらく、守りづらい
- 値段が高い
前向き抱きはセカンド抱っこひもでじゅうぶん
セカンド抱っこひもは、2本めの抱っこひものことです。
1歳になると歩きたがる
歩き始めまでは股関節脱臼に注意とお伝えしましたが、歩けるようになったらなったで自分で歩きたがります。
抱っこしていても降りたがることも出てくるでしょう。
ーーかと思えばすぐに疲れてまた抱っこをせがんできます。
だから手軽なセカンド抱っこひもがおすすめなんだよね。
使い分けできる
抱っこひもを2本持っていると、ママ用とパパ用、もしくは長時間用と短時間用などで使い分けができます。
ママとパパに身長差がある場合はそれぞれの専用抱っこひもを持っていればいちいち調節しなくていいですし、簡易的な抱っこひもは着脱がカンタンなため乗せ下ろしもらくらくです。
乗せおろしの手軽さを重視するならヒップシートがおすすめです。
ヒップシートは上のように台座がついているため、腰に巻ける簡易イスのようなイメージですね。
ここに子どもを乗せる、もしくは下ろすだけなので抱っこしても歩きたがる時期に重宝します。
上の抱っこひもは、場面に応じて抱っこひもとヒップシートで使い分けできるタイプです。
安いものだと値段は3,000円前後。
結果的に安くおさまる上に2本あると使い分けもできる。
これが、私が1本めの抱っこひもに前向き抱きの機能はいらないと考える理由です。
抱っこひもの通販『napnap公式オンラインショップ』
- 歩き始めは「あるく」「だっこ」の要求がひんぱんにある
- 2本めがあると使い分けできて便利
- ヒップシートなら乗せ下ろしもらくらく
- 上手にお買い物すれば、前向き抱きできるしっかりした抱っこひもを1本買うより安く抑えられる
まとめ:ファースト抱っこひもに前向き抱きはいらない!
抱っこひもが2本あると使い分けできて便利な上、前向き抱きできる抱っこひもを1本買うより安くつくことがあります。
赤ちゃんへの負担を考えると、1本めの抱っこひもに前向き抱っこ機能は不要です。
股関節脱臼の心配が少なくなってから、2本めとして前向き抱きもできる簡易的な抱っこひもを検討しても遅くはありません。
セカンド抱っこひもはリーズナブルなものが多いので、上手に買えばかえってオトクですよ。
赤ちゃんとのお出かけがより楽しいものになりますように。
小幸とみ(@koyuki_baby)でした。
着脱カンタン! 乗せ下ろしらくらく!
抱っこひもの機能もついてこの価格!
一度使うともう手放せない! ヒップシートを実際に使って感じたメリットとデメリット
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